ポケベル終了! 懐かしの0840、0833、14106
こんにちは、さんちゃんです。
今月に入り衝撃的なニュースが・・・。
ポケベルが来年9月になくなるのだとか。
懐かしくもあり、寂しくもありですね。
「ポケベルが鳴らなくて」という国武万里さんの大ヒットシングル、そして同名タイトルで緒形拳さんと裕木奈江さんが主演のドラマ、めちゃくちゃ流行りましたね。
小悪魔的な裕木奈江さんに大バッシングが起こり・・・、好きな女優さんだったのですが、その後あまりTVでは見かけなくなりました。
また、広末涼子さんのCMも印象に残っていますね。
学校の休み時間に公衆電話に並んでいた時代です、本当に懐かしいですね。
最初は、数字のみの当て字でした。
0840・・・おはよう
0833・・・おやすみ
14106・・・あいしてる
たったこれだけで、現在でいうところの「リア充」だったわけです。
苦い思い出としては、10690という数字が送られてきて、よくわからなくて送ってくれた友人に電話をしてしまったことがあります。
10690・・・TELくれ=でんわちょうだい
間抜けな話ですけど・・・、本当に牧歌的な時代でした。
その後、2つの数字の組み合わせで「あいうえお」が打てるように伝達できる内容が各段に増えることになりました。
ひとつ目の、1、2、~、9、0で、あ、か、~、ら、わ行を、
ふたつ目の、1~5で、あ~お、を表現していました。
たとえば「あいしてる」だと、1112334493となります。
11・・・あ
12・・・い
33・・・し
44・・・て
93・・・る
ですね。
このコードは当時の高校生大学生はすべて頭に入っていましたので、公衆電話で高速で打つことができたわけです。
まあ、電話のプッシュボタンがすべてですので、打つ時に正しく文字入力できたかの確認ができませんので、ひとつ間違うとそれこそ暗号のような記号の羅列が送られてきたりもしました。
同時に、送ったポケベルのメッセージが届いたかどうかを確認するすべは一切なかったです。待ち合わせ場所を地下などにしていると、相手の電波状態が悪くて圏外だったりするものですから、まったく届いてなかったということも珍しくありませんでした。
電波障害がおこったということで携帯電話の会社にクレームを入れるようなこともなかったです。単純に、彼氏彼女に「なんで連絡してこーへんの」って怒られたくらいですね。
返信の機能もありませんでしたので、今から思うとかなり一方通行な通信手段だったわけです。それでも当時の高校生にはワクワクドキドキの時間を過ごすことができました。
そういえば、「ベル友」というものも流行りました。
ポケベルだけでつながる友達です。実際に会うことになって恋愛に発展したカップルもありました。私は怖くて会うことはできませんでしたけど。
その後、PHS、携帯電話、スマートフォンと、時代の移り変わりのなかでコミュニケーション手段は各段に進歩することになりました。
あの頃は良かったなあというと、おじさんおばさんだと(自分でも)思ってしまいますが、ポケベルを持つ前は40~50件くらいは電話番号を暗記できていたと思うのですが・・・。
あの頃の記憶力はどこにいってしまったのだろうか。